ITスキルは誰でも習得できる
パソコンを使いこなしたい、ITスキルを身につけたいと思っていても、何から始めればよいか分からないという人は少なくありません。特にゼロから学ぶ場合、「どこまでできれば良いのか」「どの順番で学べば効率的か」が分かりづらいものです。
本記事では、実際に初心者にITスキルを教えてきた経験をもとに、最初に身につけるべき基礎スキルを解説します。余計な情報は省き、ゼロから学びたい人がつまずきやすいポイントに絞って紹介します。
まずはパソコンの基本操作を理解する
IT学習の第一歩は、パソコンの基本操作に慣れることです。ファイルの保存方法、移動、コピー、ブラウザの操作、最低限のショートカットキーなど、理解しておくと作業効率が飛躍的に上がります。
まったくの初心者であれば、書店に並んでいる「パソコン入門書」を1冊読みながら実際に手を動かすのがおすすめです。難しい知識は必要なく、どの本でも基礎はほぼ同じです。1項目ずつ進めれば短時間で習得できます。
タイピングを習得すると一気に世界が変わる
ITスキルにおいて、タイピングは避けて通れない重要スキルです。手元を見ながらタイピングしていると、入力ミスが増え、画面とキーボードを交互に見るため疲れやすく、作業効率が大きく低下します。
そこで習得すべきなのが「タッチタイピング(ブラインドタッチ)」です。手元を見ずに入力できるようになると、パソコン作業が劇的に楽になります。
タッチタイピング習得のポイント
タッチタイピングを習得するうえで重要なのは次の3つです。
- ホームポジションを覚える
キーボード中央の「F」と「J」に人差し指を置き、そこから各指が担当するキーへ動かします。すべての基本となる位置です。 - 絶対に手元を見ない
最初は難しくても、手元を見てしまうと上達が遅くなります。入力間違いは練習で自然と減っていきます。 - 指ごとの担当キーを守る
決められた指が担当するキーを守らないと、後々スピードも正確性も伸びません。初期の習慣づくりが重要です。
おすすめの練習方法と目標スコア
タイピング練習サイトを使って繰り返し練習するのが最も効率的です。ゲーム感覚で進められるサービスを利用すれば、楽しみながら継続できます。
初心者の目標としては、スコア形式のサイトで200スコア、タッチタイピングを習得するなら350スコアを目指すと良いでしょう。練習を続ければ1〜2ヶ月で十分に到達できます。
基礎スキルを身につけると学びが加速する
タイピングとパソコンの基本操作を習得するだけで、IT学習のハードルは大きく下がります。これらは「すぐにお金になるスキル」ではありませんが、何を学ぶにも欠かせない土台となる力です。
最初は誰でも初心者です。基礎を押さえ、焦らず少しずつ学んでいくことで、確実にスキルは身につきます。まずはパソコンの基本とタイピングの習得から始めて、ITスキルの世界へ一歩踏み出してみてください。
