株高でも安心!リスク管理とリバランスの基本

/ 5段階評価中

株高で積み立てを止めるべき?リスク管理の考え方

最近の株高で、資産のうち株式の割合が高くなりすぎたと感じ、積み立てを一時停止するか迷っている方もいるでしょう。結論から言うと、積み立てを止すこと自体は問題ありません。しかし、これはあくまでリバランスの話であり、暴落を予測して現金に移すという意味ではありません。

リバランスとは何か

リバランスとは、現在のポートフォリオの比率を理想のバランスに戻す調整のことです。例えば、理想のポートフォリオが株式60%、現金40%だとします。ここでいう現金には生活防衛資金や教育資金などは含まず、投資用資金のみを対象とします。

リスク許容度に応じて、株式と現金の比率を調整します。株高で株式の割合が増えすぎている場合、追加投資を止めたり、株式を売却して現金比率を増やすことで調整します。

理想のポートフォリオと実際の運用額の関係

例えば理想のポートフォリオが株式60%、現金40%の場合、株高で株式の割合が80%に膨らむことがあります。この場合、リスクが高まり不安を感じる方は、リバランスを検討するタイミングです。

リバランスの方法は主に2つです。

  1. 株式を一部売却して現金化する
  2. 追加投資を一時停止して現金比率を増やす

どちらを選ぶかは投資額や追加投資の規模によって異なります。大きな資産を運用している場合は株式を一部売却する方が効率的です。少額の運用であれば追加投資を止めるだけでも比率は自然に理想に近づきます。

リスク許容度と投資行動

リスク許容度が高い人は株式100%でも問題ありませんが、初心者や損失に弱い方は保守的に運用することが望ましいです。株高の時も冷静に自分のリスク許容度を確認し、必要に応じてリバランスを行うことが大切です。

まとめ:長期的な視点で資産を増やす

株高の時でも、積み立てを続けることが最もシンプルで長期的に資産を増やす方法です。ただし、自分のリスク許容度を超えていると感じる場合は、追加投資を止めるか一部売却してリバランスすることも有効です。初心者は特に慎重に行動しましょう。